
シロアリのこと。
シロアリとアリの見分け方
シロアリは名前や形、大きさ、生活様式などがアリに似ていますが、アリとは全く違った種類の昆虫で、アリの仲間ではありません。シロアリとアリは次の点で簡単に見分けられます。
1.アリの触覚は「く」の字状をしていますが、シロアリの触覚は真珠のネックレスのように数珠状をしています。
2.アリの翅は前翅が後翅より大きいのに対して、シロアリの翅は4枚ともほぼ同じ大きさで同じ形をしています。
3.アリの腰の部分がハチのようにくびれていますが、シロアリでは細くなっておりません。


シロアリの種類
シロアリはシロアリ目に分類され(ゴキブリと同じ)、世界中に2,260種、日本国内には18種のシロアリが生息していますが、家屋などに被害を与えるのは5種類で、中でも加害の激しいのがヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
シロアリの侵入経路
シロアリは地中に巣を作り、床下や、木部の内部など外から見えないところを中心に食害します。
このようなシロアリ予防・駆除を行うには、専門家の入念な調査と防除作業が必要です。

床下換気システムのご紹介
●床下換気
床下が自然換気できるように建築基準法では5メートルおきに300平方センチメートル以上の開口部を設けるように定められています。
しかし最近では諸々の理由で自然換気だけでは十分でなく、床下が高温多湿の状態になっていることが多くなっています。
また建築基準法では外部の開口部のみ指定し、床下内部の通気口に触れていないことも床下の自然換気を妨げている理由のひとつでもあります。
そこで、アルファー住宅では、床下換気扇の設置をお勧めしています。
床下換気扇を入れて強制的に換気すると次のような効果が得られます。
- 建物が長持ちする
- 床下の強制通風により湿度が10~20%(相対湿度)が下がるので、 床下木材の腐朽を防ぎます。
家屋内を乾燥させる
床下の温度を下げると畳やジュータンの含水量が下がり押し入れの湿度も下がります。この傾向は床下に断熱材が入っていない家屋の一階部屋で顕著に現れます。含水量が減った畳やジュータン内部にはダニが棲息しにくくなり、カビも生えにくくなります。押し入れのチャタテムシやダニの数が減少します。 - 床下のカビや害虫を防ぎます
床下の木材が乾燥しているので、シロアリが繁殖しにくく、ゲジゲジやムカデのような高湿度を好む虫は床下に進入しにくくなります。

すぐできるシロアリ・チェック!!
シロアリから家屋を守るには、早期発見、早期処理が肝心です!
そこで、簡単な発見の方法をあげてみましょう。
1.シロアリの繁殖期は4月中旬から7月頃です。その時期に無数の羽アリが飛び出した家屋は、確実にシロアリの被害を受けています。また、その周辺の建築物もシロアリの脅威にさらされることになります。
2.シロアリは暗いところを好みます。明るいところでは必ず蟻道(トンネル)を作って移動します。この蟻道があるとシロアリが移動した証拠になります。
3.柱など木材部分をハンマーで叩いてみて、空洞があるような音がしたときは、内部が食害されている可能性があり。
4.棟や屋根が波打ったようになり、傾いているときも同じように、シロアリの被害を受けている可能性があり。